Mission

Mission

戦前戦後までの日本の家はそのほとんどが、大工さんがつくる木の柱や梁が現しになった「真壁づくり」という建物でした。そこに住む人たちは日々、木のぬくもりを感じながら暮らしていました。ところが、高度経済成長期になると大手の住宅メーカーが台頭し、大量供給のための効率化とコストダウンが優先され、柱や梁を覆い隠す「大壁づくり」という建物が日本の家の主流になってしまったのです。

しかし、これでは日本特有の湿気の多い夏や乾燥した冬に、木が本来持っている"調湿効果"を発揮できません。

先人たちが日本の気候風土に合わせてつくり上げてきた技術には、日本人が培ってきた"暮らしの知恵"が詰まっています。

それは日本の伝統や文化といったものにも繋がっています。職人技を必要とする障子や襖(ふすま)、畳といったものは、和室の存在と共にその言葉すら聞かなくなっています。日本の伝統や文化が失われてしまうのはとても残念で悲しいことです。

そうした思いから、日本の風土気候に合い、日本人に合う「真壁づくり」の復権を目指して、2011年にサイエンスホームは生まれました。

かつて日本の家の間取りは"田の字型"が基本で、どこにいくにも隣の部屋を通り抜けていくことで、そこに家族の会話が生まれました。ところが、最近は玄関からそのまま2階に上がっていく間取りの家も多く、親子がほとんど言葉を交わさないという話をよく聞きます。私たちが提案する家の多くはリビングに階段を設けています。リビングを家族みんなが集まる空間にすることで、住環境の面からも家族のコミュニケーションや子どもの情操を育んでいきたいと考えているからなのです。

さらに木が本来持っている効果として、

  木を眺めることでリラックスし、
  木に触れることで心が和み、
  木の香りで心が落ち着く、

といった"木の癒し効果"を享受することができます。

こうした私たちの考え方と今の時代がシンクロしてきたのか、最近は昔の日本の家を知らない20代30代の若い方から、「サイエンスホームの真壁づくりの家っていいね」という声をたくさんいただくようになりました。「懐かしいのに新しい」このフレーズが若い人の感覚にマッチしているのかもしれません。それと今の時代、「誰もがホッとする」癒しの空間を求めているのではないでしょうか。それが、「日本の木の家」です。

そんな「木の家が好きで木の家に住みたい」という人たちの"思い"に応えるためにも、伝統工法である「真壁づくり」を次の世代につなげていくことが、私たちサイエンスホームの使命だと考えています。日本には日本の家が合うということを、多くの方に知っていただければ幸いです。

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